ライコスジャパンと日本IBMは12日、シニア世代向けコンテンツ検証の共同実験「LYCOS/ITryプロジェクト」を開始したと発表した。ライコスが2001年1月23日からスタートさせたオリジナルコンテンツ「LYCOSシニア」のサービス向上について共同で検証するもので、高齢者が簡単にWebにアクセスできるための機能を実験的に3カ月間提供する。

　 LYCOS/ITryプロジェクトの「ITry」は、ITとTryを掛け合わせた造語。より多くの人がパソコンやインターネットに挑戦してほしいという願いをこめてつけられた。IBMの「アクセシビリティー・トランスコーディング技術」を使って、Web上の文字や画像を大きくしたり、コンテンツの並び替えができるなど、シニア世代に優しい機能を提供することでLYCOSシニアのサービスに反映させていく。

　 実験は6月30日まで。今後両社は、シニアマーケットの拡大を目指す有力企業と手を組み、質の高いコンテンツの拡充を目指す。