内閣府が12日発表した2000年10-12月期の国内総生産(GDP)の1次速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.8%増と2期ぶりにプラスに転じた。個人消費の落ち込み(0.6%減)や外需(0.6%増)の低迷を設備投資(6.8%)がカバー、年率換算でもプラス3.2%となり、市場の予想を上回った。
しかし、同日の東京株式市場の平均株価は、前週末米市場の株安を受けて大幅続落で取引が始まり、GDPは材料視されなかった。同時に発表された2000年の実質GDPは、前年比1.7%増。
■URL
・GDP1次速報値
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe004/jissuu.gif
・3期ぶりのマイナス成長~7-9月期GDPの2次速報値
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/02/08/doc1932.htm
(沖野宗一)
2001/03/12
10:30
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