大日本印刷（7912）は、単機能型の「近接型Type B非接触ICカード」を開発した。今後本格的に普及が予測される「ISO/IEC14443」の電波インターフェースに準じるもので、小売店などのポイントカードでの利用を見込んでいる。

　 カードは、松下電子工業の1,120bitのFeRAMを搭載し、九州松下電器（6782）が開発した「KU-G7250」のリーダーライターに対応する。ポイントカードなどの単一用途向けにメモリー容量を抑えたことで低価格を実現。接触・非接触型のインターフェースを併せ持つデュアルインターフェースタイプICカードのリーダーライターでも対応できるとしている。

　 単価は、100万枚出荷単位で約200円～300円。2001年9月から販売を開始し、1年間で約2億円の売り上げを目指す。