ナスダック・ジャパンは、専用データ・センターの提供や運用などに関してKDDI（9433）に委託することを決めた。

　 ナスダック・ジャパンはマーケットメイク方式と競オークション方式（競争売買方式）の両方を採用したハイブリッド・トレーディング・システムを開発中で、今年10-12月にも大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に導入される予定。システムは日本が初採用し、その後欧米のNasdaqに採用される。この専用データセンターを使って、証券会社が示す気配値や指値・成行注文の情報を電子的に総合化し、ハイブリッド方式の取引を開始させる。

　 耐震構造の専用データセンター内の機器設置スペースは87平方メートルで、コンパックの超並列サーバー「NonStop HimalayaS74000」2台が稼働、KDDIの専門技術者チーム8名がシステムの運用を24時間体制で管理・監視する。また、このデータセンターは今年中に導入を計画しているナスダック・ジャパン市場の新高速ネットワーク通信の拠点としても機能させる。