NEC(6701)は8日、OCC、英グローバルマリン社と海底ケーブルシステム事業で協力することで合意したと発表した。NECはグローバルマリンが所有する海底ケーブル敷設船とOCCが製造する海底ケーブルの供給を優先的に受けられるというもの。海底ケーブルシステムの市場は今後3年のうちに年間1兆円マーケットに拡大するといわれており、NECは2社と協力関係を作って主導権を握りたい考えだ。
NECはOCCの提供する光ケーブルを海底に敷設するためのシステムを構築し、グローバルマリンがそのケーブルを海に沈めるための船を提供する。ネットの普及などで国際通信の需要が急増しているのを背景に、海底に大容量のケーブルを構築するというプロジェクトが広がりつつある。こうした流れを受け、NECは3社それぞれの持っているノウハウを結集して、高品質の海底ケーブルシステムを構築するとしている。
NECは過去25年以上にわたって海底ケーブルシステム事業に携わっており、2000年の同事業の受注額は約1,600億円という。
■URL
・NEC
http://www.nec.co.jp/
・OCC
http://www.occ.ne.jp/index.html
・英グローバルマリン社
http://www.globalmarinesystems.com/
(塩谷麻樹)
2001/03/08
14:44
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