FINANCE Watch
松下通信、Iridian Technologiesと次世代アイリス認識装置を開発へ

  松下通信工業(6781)は、米Iridian Technologies社からアイリス(虹彩)認識基本技術のライセンスを受け、協力して次世代アイリス認識装置を開発することで合意した。まず、2001年6月をめどに北米市場を中心にパソコン個人認識USBカメラ「Authenticam」の販売を開始し、モバイル機器やPDA(携帯情報端末)に搭載するカメラモジュールの開発を行う。

  アイリス認識は、ビデオカメラを使ってアイリス画像を取得し、画像処理技術でデジタルコード化して本人と登録されているデータと比較しながら本人かどうかを認識する仕組み。アイリスのコード量は512バイト、照合時間は1~2秒で精度の高い認識ができる。

  松下通信は、映像と情報を使った「e-セキュリティーネット事業」を強化しているところ。今後は入退室管理システムや家庭向けインターホンなどにアイリス認識技術を応用して、各種セキュリティー製品の開発を進めていく考えだ。

■URL
・ニュースリリース
http://www.mci.panasonic.co.jp/nws/article/2001_9.html
・松下通信工業
http://www.mci.panasonic.co.jp/
・沖電気と松下通信がアイリス認識装置で提携
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/03/05/doc2179.htm

2001/03/08 13:02