米ヤフーは7日（現地時間）、2001年1-3月期の業績予測を下方修正し、ティム・クーグル会長兼CEO（最高経営責任者）が事実上、引責辞任すると発表した。クーグル氏はCEOを退任するが、会長職にはとどまる。後任は未定で、外部から登用する方針。

　 1-3月期決算は、売上高が1億7,000万～1億8,000万ドルとなる見通し。主要広告主であるドットコム企業の経営不振による広告売上の減少が響き、主要アナリストの見通しである2億3,000万ドル水準を大きく下回ることになった。純利益は、ほぼゼロで均衡する見込み。

　 また、同社は今後2年間で最大5億ドルの自社株買入れを実施することも同日の役員会で決めた。