富士写真フイルム（4901）は6日、富士ゼロックスの株式の25％を米ゼロックスから1,600億円で取得することを決めたと発表した。富士ゼロは富士写と米ゼロックスが折半出資で設立しており、今回、富士写は米ゼロックスが保有する株式の半分を取得することになった。

　 譲渡は3月30日の予定で、富士写の富士ゼロの持ち株比率は75％となる。米ゼロックスは昨年10月24日に経営再建の一環として、富士ゼロ株の一部売却を決め、富士写に提案していた。日本2社は、資本関係を強めることで、デジタル写真部門の強化などデジタル事業で一層の連携を図ることになる。