マイクロソフトは6日、日本市場における中小規模マーケットへの取り組みを強化すると発表した。社内に専任の“スモールビジネス事業部”を発足させ、4月4日以降、全国7カ所で「スモールビジネスビッグデイ」とするイベントを打つほか、さまざまなIT活用例を提案して、新市場の掘り起こしを進める考えだ。

　 マイクロソフトでは、従業員100人以下の企業を対象とする市場をスモールビジネスに位置付け、これまでのコンシューマー、またはエンタープライズとは別の角度からビジネスを進めることにした。

　 そのため（1）企業経営にITを活用できていないユーザーへの業務効率化ツールとして“Small Business Server 2000”や“Office”の採用（2）基本的なパソコン操作とインターネット利用の教育（3）ユーザーのためのビジネスサポート企業を見つける仕組みを提供―などを行う。

　 さらにネットワークを含めた機能の提供やコンサルティングなどを行い、これまでITに縁の薄かった中小企業のIT化をスピードアップさせる計画だ。