ニコン(7731)と国際航業(9231)は、コンクリート構造物の表面と内部の変化を効果的に診断できる新ソフトウェアを開発し、6月から発売すると発表した。デジタルカメラで撮影した肉眼で見える画像と、赤外線カメラで撮影した画像をコンピューターに取り込み、2つを組み合わせて構造物の剥離(はくり)などの状況を複合的に点検する。
新ソフトは、ニコンが1998年に発売した画像診断支援システム「GSシリーズ」をベースに開発した。今回の「赤外線対応画像診断支援ソフトGS-Thermo」は、ニコンの画像処理技術と国際航業の構造物赤外線診断ノウハウを組み合わせたもの。
赤外線カメラで撮影した画像データは、パソコンの取り込んで輝度値を温度値に変換してモニタに表示。表面上では見えないコンクリート構造物の劣化や変化の診断につなげる。
対応するOSはWindows 95、98、2000、ME、NT4.0。価格は120万円から。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2001/gsthermov10_01.htm
・国際航業
http://www.eartheon.co.jp/
(市川徹)
2001/03/06
09:47
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