三菱電機(6503)、日本IBM、インクトゥミジャパンの3社は5日、ネットワークキャッシュサーバー事業で提携した、と発表した。ネットワークの負荷低減を目的に三菱とIBMのハードウェア技術やインクトゥミのソフトウェアを組み合わせて応答時間の短いサーバーニーズにこたえる。
提携事業の核となるのは米インクトゥミ社のネットワークキャッシュソフト“Traffic Server”。インターネットやイントラネットがインフラとして普及した今、ユーザーとコンテンツサーバーとの間のトラフィック量が膨大に増え、業務の効率化とスピードアップを兼ねる意味でもキャッシュサーバーの重要性が叫ばれている。
そこでTraffic Serverを導入する。これは一度読み込んだことのあるファイルや単純なテキストファイルであることなどを記憶し、2度目の読み込みからは時間をかけずに表示していく機能を持ったもの。これに日本IBMのPentiumIIIを搭載したパソコンサーバーを組み合わせ、さらに三菱が製品化技術を投入してソリューション事業に育てる。
すでに三菱と米インクトゥミもサーチエンジンなどで提携しており、今後さらに拡張性を生かしながら拡大していく計画だ。
■URL
・ニュースリリース
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2001/03051
・三菱電機
http://www.melco.co.jp/
・インクトゥミジャパン
http://www.inktomi.com/japan/
・三菱と米インクトゥミが包括提携~先進技術でネットワーク事業提供
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/09/20/doc466.htm
(市川徹)
2001/03/05
16:08
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