三洋電機(6764)は、2003年度を達成目標とする環境行動計画「Action E21」を改定するとともに、この目標を実現させるための“グループ環境マネジメントシステム(GEMS)”を構築した。「環境に配慮しない企業は21世紀に生き残れない」を基本的な考え方とし、社を挙げて取り組む考えだ。
まず新しいAction E21については、1998年2月に作った環境行動指針をベースに改定。主な内容では(1)ゼロエミッションへの挑戦―廃棄物最終処分率1%以下(2)PRTR対象化学物質排出量削減―1999年度比55%削減(3)CO2排出量削減(売上高原単位―1999年度比 12%以上削減(4)環境配慮型商品拡大―E21商品構成比20%以上(5)環境・経済共生型研究開発―環境技術の事業部門への移管23件以上―などを盛り込んだ。
また、GEMSについては「ActionE21」を効果的に進めるため、第1ステップとして、すでにISO14001の認証を取得している国内24サイト(カンパニー、地区、事業部などの総称)をサブサイトとして統合し、GEMSを構築。今後第2ステップとして、GEMSを経営単位の組織に再編する。
■URL
・ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0103news-j/0302-1.html
・トヨタ、日立などが環境情報会社設立へ~PRTR法施行にらむ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/02/08/doc1942.htm
・ソニー、「環境配慮」表示のガイドラインを設定
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/13/doc1389.htm
(市川徹)
2001/03/05
11:46
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