富士通(6702)は2日、2001年3月期連結決算を下方修正した。米国の景気減速や世界的なIT関連投資のマイナスなどが重なり、売上高は2000年10月に予想した5兆7,000億円から1,700億円減の5兆5,300億円に修正した。
マイナス要因にはデジタルAV機器の伸び悩みによる電子デバイスが当初の予想ほど伸びないことも挙げられる。また、ソフトウェアサービスについても前回見通しを下回るとして、経常利益は300億円減の1,900億円に、純利益が350億円減の100億円に修正された。
事業別に見た売上高予想の修正では“情報処理”が最も下げ幅が大きく1,100億円マイナスの1兆5,400億円に。“電子デバイス”も400億円減の7,600億円にとどまっている。
■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/jp/news/2001/03/2.html
・最終利益172億円に改善~富士通の9月中間期連結
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/25/doc814.htm
(市川徹)
2001/03/02
16:34
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