沖電気工業（6703）は、英Invensys社と米EXETechnologies社のソフトウェアを連携させ、自社が持つノウハウを統合させた「統合物流システムソリューション」の提供を4月から開始する。輸送と配送の計画に合わせた倉庫内の効率的ピッキングやトラックへのスピーディーな積み込みを実現するもので、トータルコスト削減を図る。初年度5社への導入をめざす。

　 組み合わせるのは、Invensys社の物流系SCM（サプライ・チェーン・マネジメント）ソフト「CAPS」と、EXETechnologies社の庫内物流管理ソフト「EXceed」。CAPSは物流拠点に関するネットワーク設計評価から最適な輸配送経路の立案までをこなし、EXceedは物流センターでの作業効率化や合理化を目標にするもの。すでに欧米では多くの実績を持っていることから、沖電気が日本向けにローカライズして市場投入することとなった。

　 製造、小売、流通の各業界をターゲットにしている。価格は3,660万円から。