NTTデータ(9613)とセイコーエプソンは、ファミリーマート(8028)、デイリーヤマザキの都内14店舗のウィンドウに広告を中心とした動画を放映する実験を2001年3月から開始する。コンビニという人の行き交う場に、音声、映像を使ったコンテンツを配信することで、新たな情報メディアを築くのが狙い。
実験は、ファミリーマートとデイリーヤマザキの約20店舗の中に設置するプロジェクターを使い、動画を映すもので、時間帯や店舗ごとの立地条件に合わせてきめ細かく行うのがポイント。ブロードバンドネットワークを利用して、ニュース、音楽、ショッピングなど幅広いジャンルの情報を送り出す計画だ。
コンテンツは、広告だけでなく、コンビニ人気商品ランキング、ビデオクリップ、ニュース、店舗からのメッセージなどを番組化し、立地に合わせて提供する。コンビニを楽しい情報取得の場と位置付けるだけでなく、リピーター客を増やすなど広告主・コンビニ・消費者におけるB2B2Cの新たな価値を目指すとしている。
広告主であるコンテンツ提供者はエイベックス(7860)、産経新聞社・サンケイスポーツ、大東京火災海上保険(8761)、トヨタ自動車(7203)、ドリームネット、日清食品(2897)、日本たばこ産業(2914)、三井海上火災保険(8752)、安田火災海上保険(8755)、山崎製パン(2212)、資生堂(4911)、日本コカ・コーラ、ファミリーマート(8028)、デイリー・ヤマザキの各社。
実験期間は3月1日から31日までの7時から午後11時。実験放映店舗は、オフィス街型と生活密着型の立地に分けて調査する予定。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/profile/release/130227.html
・コンビニ店内で動画像メディア実験~NTTデータとセイコーエプソン
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/15/doc1415.htm
(塩谷麻樹)
2001/02/28
09:49
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