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富士通、アプリケーションの開発や保守を効率化する実行基盤ソフト

  富士通(6702)は27日、富士通研究所と共同で業務アプリケーション開発のための実行基盤ソフトウェア「INTERSTAGE WEBCOORDINATOR (インターステージ・ウェブコーディネーター)」を開発、28日から出荷すると発表した。

  現在、Javaを利用したWebブラウザベースの業務アプリケーションは、「Servlet」や「JSP」などの実行環境で開発している。こうした開発による業務アプリケーションは「画面レイアウト」や「業務プログラム」「画面用データ」が、同一ファイルにまとめて記述されるため、読みづらく、アプリケーションの変更や保守などの負担も大きいという難点があるという。

  開発した実行基盤ソフトは、Servletなど従来の実行環境で、業務アプリケーションを「画面レイアウト」「業務プログラム」「画面用データ」の3要素に分割した。そのうえで「関係定義ファイル」によって、これらの3要素を連携させるようにした。これにより、開発や保守の効率アップが実現するとしている。価格は45万円。今後3年間で1,500サーバー向けに販売する計画。

■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/jp/news/2001/02/27.html
・富士通
http://www.fujitsu.co.jp/

(沖野宗一)
2001/02/27 17:45