日本IBMとSAPジャパンは、国内のERP(統合基幹業務パッケージ)市場拡大に向けた両社共同の支援センター「SAC(Strategic Alliance Center)」を設立した。ERPについて販売、マーケティング、サービスなど一貫した共同体制を敷くもの。今年夏には150人体制を確立させる。
ERPは企業の基幹業務を統合することによって業務の大幅な効率化と改善を進めるソフトウェアだが、日本ではエンジニアの不足などを原因に欧米に比べて大きく出遅れているといわれている。
そこでSACが(1)ユーザーへの支援体制(2)パートナー企業への支援体制(3)テンプレートを使うなど早期導入の推進(4)スキルやノウハウの集約と蓄積―などを行い、日本企業のERP導入を進める。
すでにIBMとSAPそれぞれに関連エンジニア300人がいるが、SACでも専任の技術者などを置く。またパートナー企業を幅広く募集し、2001年末までに60社以上の参加、1,500人の認定コンサルタントの体制も構築する。
■URL
・ニュースリリース
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2001/02262
・シャープと日本IBM、ソリューションで新会社~320人で発足へ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/16/doc1058.htm
・松下とCSK、共同で4月にSI企業を設立~ERP市場進出
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/18/doc1699.htm
(市川徹)
2001/02/27
11:34
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