日立製作所(6501)は、4月1日付で情報・通信事業分野の組織再編を中心とする機構改革やそれに伴う役員人事を実施する。2002年度を最終年度とする中期経営計画「i.e.HITACHIプラン」の達成を図る狙いで、人事面では新たにCMO(最高マーケティング責任者)、CSO(最高戦略責任者)、CTO(最高技術責任者)を任命する。
成長事業の中核となる情報・通信分野は、現行の「金融・流通」「産業」「公共」「通信・社会」の各システムグループと「情報コンピュータ」の合計5グループを再編、「システムソリューショングループ」および「情報・通信プラットフォームグループ」の2組織にする。これらの統括責任者として執行役員の林将章上席常務が情報・通信グループ統括本部長に就く。林氏は4月1日付で執行役員専務に昇格、6月の株主総会後には商法上の専務取締役になる予定。
一方、CMOとCSOは情報・通信グループ統括本部に、またCTOは自動車機器グループとライフサイエンス推進事業部に配置する。いずれも、それぞれの事業グループのスタッフとして経営戦略を構築する役目を担う。
■URL
・ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0102/0222a/0222.html
・日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
・連結通期の売上高は5%増の8兆4,000億円へ~日立製作所
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/01/doc892.htm
(沖野宗一)
2001/02/23
10:18
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