マルチメディア総合研究所は21日、2000年の国内パソコンサーバー出荷実績をまとめて発表した。台数は、eビジネスの本格化にともなうWeb用やファイルサーバーなどの需要増加により前年比24.1%増の26万6,800台と、過去最高に達した。また、出荷金額も同14.3%増の2,400億円と2ケタの伸びとなった。
同年の国内出荷は、前半が2000年問題の反動により低調だったものの、インターネット関連需要の堅調な伸びに支えられ、後半に盛り返した。こうした中で、メーカー間のシェア勢力図も変化しており、トップのNEC(6701)と2位の富士通(6702)はともに1999年実績から下げた。一方で、3位の日本IBMと4位のコンパックコンピュータは伸ばしており、今後も激しい争いが続く見通しだ治
マルチメディア総研は2001年の出荷について、IT対応の遅れていた中小規模ユーザーの需要も顕在化すると見ており、同25%増の33万5,000台を予測している。
PCサーバー国内出荷シェアの推移
■URL
・マルチメディア総合研究所
http://www.m2ri.co.jp/
・2000年のPC国内出荷、32%増の1,324万台に~MM総研調べ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/31/doc1853.htm
(池原照雄)
2001/02/21
16:57
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