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日本オラクル、Linux対応の大規模Eビジネス向けソフト2種を出荷へ

  日本オラクル(4716)は21日、Linuxに対応する大規模プラットフォーム構築ソフト2製品を2月26日に出荷する、と発表した。Linuxを使って大規模システムを構築するものとしては「安全性に優れた初めてのもの」(同社)としており、従来の課題だった拡張性にも考慮した。

  E-ビジネスソリューション「Oracle8i Enterprise Edition Release 8.1.7 for Linux」は、データ暗号化標準規格の“TripleDES”や“256ビットRC4”といった最新のセキュリティー標準に対応してネットワークにおける安全性を高めた。またEnterprise Java Beans(EJB)などの大幅なJava対応を実現し、オープンな実行環境を実現した、という。価格は10ユーザーで120万円から。

  一方、統合アプリケーションサーバーの「Oracle9i Application Server Release 1.0.2 for Linux」は、頻繁にアクセスするページを記憶しておくいわゆるキャッシング機能によってサーバー側の負荷を大幅に軽減。データベースともダイレクトに連携する機能を備え、コストパフォーマンスの高いEビジネス向けのシステム構築を可能にする、という。価格は10ユーザーで7万円から。

■URL
・日本オラクルニュースリリースサイト
http://www.oracle.co.jp/news/index.html
・Palm、Linuxそれぞれで相次ぎ戦略提携~日本オラクル
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/15/doc1425.htm
・どこまで続くLinuxの快進撃~相次ぐ大手IT企業のプロジェクト
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/04/doc1582.htm

(市川徹)
2001/02/21 12:59