NEC(6701)は、日産自動車(7201)からワークステーション“Express5800/50シリーズ”400台を受注したと発表した。NECが開発した高速3次元グラフィックボードTE4Eを搭載したもので、日産は自動車の設計やCADシステムの効率化とコスト削減に向けて同シリーズの採用を決めた、という。
TE4Eは、ベンチマークテストで世界最高レベルのコストパフォーマンスを達成した機種。部品点数が多くより高速、高性能なシステムを求める日産のニーズと合致し、大量導入に結び付いた。
TE4Eは上級機種のTE4EProも含め、すでにゲーム開発のカプコン(9697)やカシオ計算機(6952)へも導入が決まっている、という。NECでは今年春以降にさらに上級機種となるTE5の製品化も計画しており、同マーケットでのイニシアチブを握りたい考えだ。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0102/1902.html
・日産自動車
http://www.nissan.co.jp/
(市川徹)
2001/02/20
09:07
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