NEC(6701)は、国立天文台野辺山太陽電波観測所(長野県南牧村)からスーパーコンピューター「SX-5/2Cf」とサーバー群から構成される電波へリオグラフ電子計算機システム一式を受注したと発表した。画像処理スピードなどを大幅に向上させたもので、大量の画像合成や解析などといったニーズにこたえる。
電波ヘリオグラフは、太陽からの電波を84台のパラボラアンテナで集め、信号処理を施すことによって太陽の姿を電波の目で画像化できる装置。今回の装置は、これまで日中の観測における1枚の太陽画像の処理に5分から10分かかっていたものを30秒から1分間に短縮できるようになるなど、画像処理の技術が格段に向上したという。
受注額は5年契約のレンタルでおよそ8億円。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0102/1503.html
・NEC
http://www.nec.co.jp/
(塩谷麻樹)
2001/02/16
12:15
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