ストレージ管理ソフト開発大手の米ベリタスソフトウェアコーポレーションは、日本における売上高をここ数年中に全世界売上高の10%まで引き上げることを目指し、2001年末までに日本法人の社員数を現在の倍にあたる150人以上に、さらに365日24時間のフルサポート体制を構築する考えを明らかにした。過去3年間いずれも前年比倍増で売上高を伸ばしている日本市場への対応強化を打ち出したもので、世界25カ国でビジネスを展開しているなかでも北米に次ぐマーケットとして日本を位置付ける。
日本法人のベリタスソフトウェアによると、すでに世界的には2000年度決算で売上高が12億ドルに上る急成長企業の1社だが、日本市場でも1996年に現地法人をスタートさせて以来、ビジネスインフラとしてのインターネットが爆発的に普及したことを背景に急拡大している、という。
さらにストレージマネジメントソフトの需要そのものが日本ではこれからが本番を迎える、とあって日本法人の強化に乗り出すことを決めた。伊藤忠テクノサイエンス(4739、CTC)、NEC(6701)、富士通(6702)、新日鉄(5401)とのパートナー契約に加え、日立製作所(6501)と今回、新しく世界的な包括提携を結んだ。
また、需要増に合わせて日本法人における社員とサポートチームをそれぞれ倍増して、日本での新体制を構築。マーケット拡大に的を絞る。
■URL
・米ベリタスソフトウェア
http://www.veritas.com/
・ベリタスソフトウェア(日本法人)
http://www.veritas.com/jp
・日立と米ベリタス、ストレージ事業で世界包括提携
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/02/15/doc2002.htm
(市川徹)
2001/02/16
11:37
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