東芝(6502)、太陽誘電(6976)、日本IBMの3社は次世代無線通信規格「Bluetooth(ブルートゥース、BT)」のロゴ認証業務を行う新会社「ビーテーキュー(BTQ)」を共同出資で設立した。普及し始めたBT技術について、これを搭載するIT関連機器へのロゴ認証や規格認証にむけてのコンサルティングなどを一手に引き受け、需要増への準備を進める。
BTは、パソコン、携帯電話、その他情報機器を相互に近距離で接続する無線技術の規格で、世界のIT大手9社が中心となって規格を制定。煩雑な配線作業や設定を伴わずにネットワークを構築、低電力、小型、異なる情報機器への搭載、音声のやりとりにも幅広く対応できるなど非常に多くの特徴をもち、すでに2,000社以上が規格に賛同している。
そこで国内での認証テストとコンサルを中心に、技術情報の提供などを行うのが新会社。資本金4,000万円のうち東芝が80.5%、太陽誘電が10%、日本IBMが9.5%をそれぞれ出資した。4月15日から業務を開始し、社長には東芝の情報社会システム社e-ネット事業部長附だった酒井正信氏が就任した。
■URL
・ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2001_02/pr_j1503.htm
・太陽誘電
http://www.yuden.co.jp/
・日本IBM
http://www.ibm.co.jp/
(市川徹)
2001/02/16
10:30
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