日立製作所(6501)は15日、運送業向けにトラック運行管理を行うASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)サービス「e-trasus(イー・トラサス)」を4月2日から開始すると発表した。車両に専用端末を設置し、センター側ではその車両の位置が確認できるもの。低コストでIT化をはかりたいといった運送業界のニーズにこたえる。
イー・トラサスは、車両位置情報送信サービスとパソコン車両位置表示サービスの2つで構成。車両位置情報送信サービスは、GPS(Global Positioning System)を搭載した車輌端末を使って位置情報を取得後、パケット交換網を利用してASPセンターへ定期的に位置情報を送信。パソコン車両位置表示サービスでは、ユーザーのパソコンにネット経由でASPセンターから送信される位置情報を表示。サイズを自在に設定できる地図連携ソフトを使ってパソコン上の地図データと位置情報をマッチングさせた車両位置を高速に表示できるという。
専用端末の価格は8万円から。車両位置情報送信サービスは月額5,000円からで、パソコン車両位置表示サービスは月額5万円から。日立は1社5台まで合計100台を対象に、サービスを2カ月間無料で受けられるキャンペーンも計画している。
■URL
・ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0102/0215a.html
・日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
(塩谷麻樹)
2001/02/15
15:03
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