NEC（6701）は15日、連結ベースの経営構造改革の一環として、人事・総務の業務を担当する新会社を設立するとともに、グループ向けに施設・工事管理、環境管理、ドキュメント作成、広告宣伝などのスタッフ関連業務を行っていた関係会社6社を合併や業務再編し、新たに2社設立する。これらの再編は4月に実施する。

　 グループ各社の人事・総務サービスを担当する新会社は「NECプロサポート」（東京都港区、資本金5,000万円）で15日に設立、4月2日に営業を始める。従業員は500人、初年度の売上高は44億円の見込み。

　 一方、従来6社の事業を再編して設立するのは、各種ドキュメントやコンテンツの提案・作成、宣伝事業などを行う「NECメディアプロダクツ」（同、2億3,500万円）と、環境管理も含めたファシリティサービスを行う「NECアメニプランテクス」（同、2億4,000万円）。それぞれ従業員は1,400人と1,300人で、初年度の売上高は342億円と556億円の見込み。NECはこれにより、連結ベースでの間接業務の効率化を進めるとともに、グループ外からの受注にも取り組み、スタッフ関連分野での収益向上も図る。