トレンドマイクロ（4704）は、中国のパソコンメーカー「Legend Computer」と提携するとともに、ソフトバンク（9984）などと中国のインターネットセキュリティープロバイダーである「Internet Security One（IS-One）」に出資すると発表した。いずれも今後急速な需要拡大が予想される巨大マーケット開拓に向けての先行投資だ。

　 Legend Computerとの提携は、Legendが今年後半に発売するサーバーに対してトレンドマイクロがゲートウェイウイルス対策ソフトを組み込むのがメイン。Legendは中国全土にディストリビューター2,000社、リティルショップ40カ所、サービスセンター400カ所をもっており、トレンドマイクロはこのネットワークを使ってウイルス対策サービスも行う。

　 一方、Internet Security Oneへの出資はソフトバンク、米インターネットセキュリティーシステムズ社（ISS）とともに行う。出資額の詳細は明らかにしていないが、トレンドマイクロは今後、IS-Oneと共同で顧客に対して24時間無休のサービス実施を行う計画だ。