富士通(6702)と日立製作所(6501)の共同出資による富士通日立プラズマディスプレイは、宮崎県国富町にプラズマディスプレイパネル(PDP)の製造工場が完成し、4月から量産体制に入ると発表した。すでにある工場と合わせると月産能力は7万台に上り、世界でも最大規模のPDP生産拠点が完成する。
PDPは大画面、薄型、軽量といった特徴を持つ高品位映像再生ディスプレイ。デジタル時代に合わせて需要も増えていくと見込まれ、新工場もこういったニーズにこたえる形で完成した。
“宮崎ニ番館”の名称がついた新工場は、家庭用として開発した32/37型ハイビジョンPDPと、42型ハイビジョンPDPを生産する予定。当面は42型換算で月産3万台を見込んでおり、徐々にフル稼働体制に移行していくという。
投資額はラインを含めて450億円。家庭用PDPに絞って生産を行っていく計画だ。
■URL
・富士通日立プラズマディスプレイ
http://edevice.fujitsu.com/fhp/
・世界初、32・37型のハイビジョンPDP開発~富士通日立プラズマ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/08/29/doc272.htm
・松下と東レ、PDP事業拡大で新会社
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/09/28/doc551.htm
・松下電器、中国・上海にPDPの生産合弁会社を設立
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/26/doc820.htm
(市川徹)
2001/02/14
11:28
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