FINANCE Watch
1ビットオーディオ開発のコンソーシアム~パイオニアなどが設立

  早稲田大学、シャープ(6753)、パイオニア(6773)は次世代オーディオ技術の開発を目的とした「1ビットオーディオコンソーシアム」を設立した。1ビットオーディオ製品の情報交換や普及促進活動を共同で行っていく。

  早大国際情報通信研究センターの山芳男教授が中心となって研究開発が進められてきた「高速標本化1ビット信号処理」方式は、音源の収録・再生で原音に忠実で音質劣化の少ないクリアなサウンドを実現するという。またネットワークによる高効率データ伝送にも適した方式で、高い信号変換効率により大幅な省電力化も可能になる。

  同活動の事務局はパイオニア本社内に設置し、3社が共同で運営する。1ビットオーディオ商品を製造・販売しようとする企業、同技術を発展、普及させようとする個人、団体などを対象に、研究成果の発表会なども定期的に開催していく予定だ。

■URL
・ニュースリリース
http://www.pioneer.co.jp/press/release230-j.html
・パイオニア
http://www.pioneer.co.jp/
・シャープ
http://www.sharp.co.jp/
・早稲田大学
http://www.waseda.ac.jp/

(塩谷麻樹)
2001/02/14 12:24