アライドテレシス（6835）は13日、2000年11月に設立したIT教育事業会社「ナクシージャパン」が4月に初のIT技術者認定試験を実施すると発表した。米国の非営利団体「NACSE（National Association of Communication Systems Engineers）」が実施しているIT技術者資格認定試験の日本版で、ネットワーク技術の基礎から分析、設計までを網羅。ソフトウェアベンダー各社が実施している認定試験とは異なり、中立的で基礎的な内容を試験に盛り込む予定だ。

　 試験レベルは、コンピューターの勉強を始めたばかりの人から経済産業省が定める情報処理技術者試験の受験者までと幅広く細分化し、年内には教育機関、企業向けに認定試験受験のための参考書や教育ソフトなども販売する予定。

　 「ナクシージャパン」の資本金は1億円で、アライドテレシスが全額出資している。初年度は資格試験受験者1万人、2億円の売り上げを確保したい考え。社長はアライドテレシスe-ソリューション部長の小林忍氏が兼務している。