日本オラクル（4716）は9日、沖電情報サービスと共同で選挙速報を携帯電話を使って配信するソフト「選挙速報配信システム」を開発したと発表した。2001年2月11日に実施される沖縄県浦添市長・市議会議員選挙の速報を携帯電話に配信するもので、日本オラクルでは、今回のシステムをベースにほかの選挙などでも応用できるようなテンプレートを開発する計画。「すでに（自治体などと）話し合いを進めている」としており、年内にはさらにいくつかのシステムを手がけたい考えだ。

　 携帯端末用インターネット配信ミドルウェア機能をもつオラクルの「iAS Wireless Edition」を使い、沖電情報サービスがASP（アプリケーション・サービス・プロバイダー）事業としてシステムの運用や保守などを行う。

　 選挙で設置される16の投票所ごとの投票率と開票速報を自治体や選挙管理委員会などは携帯端末を使って即時配信する。一方、ユーザーはNTTドコモ（9437）のiモードを始めとした携帯電話各機種やパソコンを使い指定のURLにアクセスすれば、変化していく速報値を知ることが出来る。