国内のIT教育・トレーニング市場は2004年までには2,000億円規模に―。IDCジャパンが8日、まとめた調査によるもので、IT教育サービスは2000年に1,402億円に上る見通しで今後も年平均成長率7.6％レベルで伸び続けるであろうと発表した。

　 調査は、需要側の数字を集計した。大手企業のIT予算からIT教育費を算出してまとめた。それによると情報リテラシー強化を目的に1999年は1,337億円だったものが5年間以内には2,000億円レベルにまで達すると推測している。ここ数年で加速度を増してIT教育投資が拡大しているが、2003年以降はさらにこの傾向に拍車が掛かり1999年から2000年では4.8％増だったものが、2003年から2004年には10.6％増の2ケタ成長も実現しそうだ、という。

　 また、これまで一般的だった集合型教育に代わり、コンピューター・ベース・トレーニング（CBT）やWBT（ウェブ・ベース・トレーニング）など、マルチメディアを活用したIT教育サービスに変化していくことも予想している。