インターネット専業のジャパンネット銀行は、口座維持手数料の無料キャンペーンを2002年3月末まで延長することを決めた。当初は今年3月末までの予定だったが、今春以降、ソニー銀行などが営業開始する計画にあるため、早期に顧客を獲得する戦略の一環と見られる。

　 昨年10月に営業開始したジャパンネットは、邦銀としては初めて口座維持手数料を設定した。月中の普通預金や定期預金合計の平均残高が30万円に満たない場合は、消費税込みで1,050円が必要になる。当初は、今年4月から導入する方針であったが、1年延長する。同時に、新たに（1）直近3カ月の普通預金口座への振込入金額が30万円以上（2）前月末のカードローン残高が5万円以上―の場合は、無料期間終了後も維持手数料を無料にすることにした。