NEC（6701）は、Webハンディターミナルを使った物流システム構築を成和産業（7411）から受注した。品種や数量の確認や検品をハンディターミナルでシステム化し、さらに無線LANを組み合わせて、生産性20％向上と出庫ミスを5分の1にまで減らすことに成功した。

　 システムは50台のハンディターミナル「WEBHANDY」と物流サーバーだけでこれにLANと無線アクセスポイントやオラクルのデータベースソフトを統合した。品名チェックにはバーコードも採用した。

　 作業の流れは、ある医薬品を出荷する場合、無線LANを通じてオーダー内容がハンディターミナルに記録され、これをもとにピッキングと呼ばれる出庫作業を進める。さらに取り出してきた商品がオーダーされているものかどうかをバーコードで調べ、出荷作業に入る仕組みだ。

　 NECの受注額は3,500万円。管理はほとんどWebブラウザだけで実行できる。年間1,000万円の管理コスト削減が実現できる、という。