ヤフー（4689）は7日、同社初のリアル店舗として高速インターネットが体験できる「Yahoo! Cafe」を東京・青山の表参道に3月23日開店すると発表した。いわゆる、インターネット・カフェは米国や韓国などでも展開しておらず、ヤフーグループとしても初めての試みとなる。

　 「Yahoo! Cafe」は総床面積が約135平方メートルのスペースで、パソコンを30台以上設置する予定。各パソコン毎に光ファイバー、CATV、ADSLの回線を直結させ高速接続を体験してもらう。営業時間は7時から22時を計画。同店舗では飲料などの販売は行わないが持ち込みは自由となっており、例えば「Yahoo! Cafe」の隣にはエスプレッソカフェの「スターバックス」が営業しており、そこからの行き来や持ち込みも自由だ。

　 パソコンに詳しいスタッフが常駐しているので、パソコンやネット初心者も気軽に利用できるという。単に、インターネットサービスを使うだけではなく、オフライン・イベントの実施やヤフーのユーザー同士が集える場所としても活用していく計画だ。

　 また、現在の一般家庭の接続環境では、なかなかブロードバンド・コンテンツを享受できないため、それを体感してもらうことも店舗展開の重要な狙い。こうしたプロモーションを通じて、市場の本格立ち上げや同社のブロードバンド・サービスへの誘導、認知度の向上などにつなげていく。

　 今後の店舗展開については、現在、全く計画していないという。

■URL
・ヤフー
http://www.yahoo.co.jp/
・過去のリリース
http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/