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日中双方向会話音声認識技術を開発~松下電器など

  松下電器産業(6752)と中国科学院自動化研究所は、日本語と中国語の双方向音声翻訳技術を共同開発したと発表した。携帯端末などに応用することで旅行用ツールを目指すもので、両者は今後実用化を進めていくことにしている。

  翻訳は、音声で認識されたキーワード間の依存関係を使い基本文型を検索する“キーワード主導型”と、メモリ量や計算量を減らしても認識精度を落とさない“2階層候補絞り込み型”、発声バリエーションに対応する“中国語認識用音響モデル構築”―の3つの技術を組み合わせて開発に成功した。

  さらに文法や意味の解析が不可欠であるにもかかわらずフロッピーディスク約6枚分にあたる8メガバイトのメモリ量で、基本文型1,000種、語彙(い)10,000語をカバーすることに成功した。

  松下電器では携帯端末での応用が可能として、旅行用音声翻訳機能を盛り込んだハードウェアの開発を進め、実用化を図っていくことにしている。

■URL
・ニュースリリース
http://www.mei.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010205-1/jn010205-1.html
・松下電器、中国・上海にPDPの生産合弁会社を設立
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/26/doc820.htm

(市川徹)
2001/02/06 10:09