野村総合研究所(NRI)と北海道大学をはじめ京大、名大、広島大、九大の国立5大学は5日、共同で双方向遠隔教育実験を開始した、と発表した。各大学を結んでテキストと音声による双方向講義を実施し、単位履修も可能な授業プログラムとするのが狙い。2002年3月末まで実験を続け教育効果測定や有効性なども実証する。
実験は、NRIがシステム構築や運用を行い、京都大を教育効果測定とする以外はすべて共同で授業実験を進める。フェーズ1は今年7月末までとし、各大学の特別枠として外国語授業を行い英語、独語、仏語、インドネシア語による授業を開始する。
フェーズ2はロシア語、中国語、イタリア語なども加え、単位互換を視野に入れたプログラムシステムの構築を目指す。
随時、参加校の追加も予定しているほか、大学とSI・シンクタンクといった異なる領域の知識や経験を柔軟に活用して新しい教育環境の創出を図る。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nri.co.jp/news/2001/010205.html
・双方向遠隔授業共同実験概要
http://www.3d-ies.com/ilc/
(市川徹)
2001/02/05
15:25
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