NEC（6701）は5日、パーソナルタイプのルーターを売り出したと発表した。名称は「コムスターズ・ルーター（CMZ-RT-DP2）」で、家庭やSOHOで複数のパソコンから同時にインターネット接続ができる。ブラウザを使って簡易グループウェアとしても活用できる機能をもち、課金トラブルを回避する機能を搭載するなどセキュリティーも充実している。

　 新製品は、仮想LCD機能を持ち、添付の専用ソフトウェアを使うことにより、ルーターに接続した複数のパソコンの画面上に、ルータ前面のディスプレイと3つのボタンを表示。画面上でルータ本体と同じ感覚で動作状況や新着メールを確認できる。安全面では、1時間の接続回数を20回までに制限することで不要な繰り返しの接続・切断を防ぐなどの機能を持つ。また、同ルーターに接続したパソコンからブラウザを使ってルータ本体にある掲示板などのグループウェアを活用して家族やSOHOのメンバーとの情報の共有化も図れる。

　 標準価格は4万3,800円。2月28日から出荷予定で、年間15万台の販売を見込んでいる。