住商情報システム(9719)は1日、企業向け会員制eマーケットプレイス「Ecpo TradeMall(エクポ トレードモール)」を開設したと発表した。このマーケットプレイスは、中堅・小規模企業向けの商取引機能を備え、ザ・ビジネスモール(大阪商工会議所)などの協力により3月からサービスを提供する。
「Ecpo TradeMall」は、企業の購買要求を取り込み、見積もり請求から契約、納品、請求、決済までの取引行為に関わるすべての機能(物流については次期)を提供する。売手・買手企業には参加に伴う審査を課し、電子証明書(会員証)を発行する会員登録を義務づける。完全会員制をとることで実在しない相手や悪意のある相手を排除するとともに、取引双方の参加資格があるかどうか、倒産状態にないかどうかをチェックすることができるとしている。
マーケットプレイスの運用管理は日本チボリシステム、電子証明書、企業与信は帝国データバンク、決済はイー・ギャランティとジェーシービー、システム環境は日本IBMが協力する。
会員費は買手会員(購買専用権限の会員)が無料、普通会員(購買・販売両方の権限を有し審査要)が初期登録費2万円、月額9,800円。会員数の目標は2001年度が1,000会員、2002年度が3,000会員としており、現在すでに「金型加工部品調達市場」では100会員以上、「印刷業BtoB市場」では300会員以上がほぼ決定しているという。取引高の目標は2001年度が3億円、2002年度が10億円。
■URL
・ECサイトタウン Ecpo(エクポ)
http://www.ecpo-i.com/
・Ecpo TradeMall
http://www.ecpo-trade.com/
・住商情報システム
http://www.scs.co.jp/
・2005年のBtoC市場規模は13兆円、BtoBが110兆円~アクセンチュア・ECOM調査
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/31/doc1857.htm
(別井貴志)
2001/02/01
18:53
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