NEC(6701)は関連会社の測定機メーカー、安藤電気(6847)の保有株式を横河電機(6841)に譲渡することで3社が合意した。横河と安藤は、測定器、半導体テスターなどの電子測定器事業で提携する。横河は、NECが保有する安藤の株式35%のうち33%を取得する。横河が主力の測定器事業を拡大する方針とNECのグループ再編推進の思惑が合致したもの。株式の移動は2001年2月28日を予定している。
横河は通信ネットワーク、マルチメディア機器向けの開発測定器分野、安藤は光通信を中心とした通信用測定器の分野で、積極的に事業展開を図る。ATE(半導体テスター)と測定器を合わせた両社の事業規模は、現在約1,300億円だが、両社はこれを2005年には2,000億円のビジネスに発展させていく考え。
今後は、通信分野では安藤の光技術と横河の化合物半導体デバイス技術を融合させた次世代の超高速光通信用の測定器の開発を進める。また、携帯電話などの無線通信、IP(インターネット・プロトコル)を含むデータ通信分野では、両社が培ってきた技術を結びつけて事業の拡大を図っていく構えだ。
■URL
・ニュースリリース
http://www.yokogawa.co.jp/News/press/0101/010131j.htm
・横河電機
http://www.yokogawa.co.jp/
・安藤電気
http://www.ando.co.jp/
・NEC
http://www.nec.co.jp/
(塩谷麻樹)
2001/02/01
10:05
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