キヤノン(7751)は31日、業界最速処理などの特徴を持ったフルカラープリントのオンデマンドシステムを製品化し、2月末から発売すると発表した。顧客のニーズに応じて個別に情報を入れるワンツーワンマーケティングを支援するもので、“必要なときに、必要な数だけ”を印刷する企業などのPOD(プリントオンデマンド)を実現する。
システムを構成するのは「カラーレーザーコピア5000」と同機をコントロールする「PS-NX 5000」。A4横サイズでカラーとモノクロに関わらず毎分50枚の印刷能力をもつほか、最大999枚までの連続両面自動印刷も実現した。
コントローラーはクロック周波数1ギガヘルツのインテル・ペンティアム3を2つ搭載したほか、ネットワークもマルチプロトコル対応で100Base-Tなどの高速処理を可能にした。
価格はトータルシステムで1,580万円。PS-NX 5000は4月末の発売を予定している。
■URL
・ニュースリリース
http://www.canon-sales.co.jp/pressrelease/2001-01/pr_clc5000.html
(市川徹)
2001/01/31
14:46
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