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米アマゾンの10-12月期は純損失拡大~合理化で1,300人削減へ

  米オンライン小売り最大手のアマゾン・ドット・コムは30日(現地時間)、2000年10-12月期の決算を発表した。これを受け、2001年10-12月期の黒字転換を目指す合理化の一環として、従業員の15%に当たる1,300人を削減する計画も明らかにした。

  2000年10-12月期の決算は、売上高は前年同期比44%増の9億7,200万ドルと大幅な増収だが、純損失は5億4,500万ドルで、前年同期の3億3,900万ドルから拡大した。ただ、一時経費を除いた実質的な営業損失は9,040万ドルで、前年同期の1億8,400万ドルから縮小した。

  2000年通期では、売上高は前年比68%増の27億6,000万ドル、純損失は14億1,000万ドル、一時経費を除いた営業損失は4億1,700万ドルだった。

  同社は合理化策としてジョージア州アトランタ郊外の物流センターとワシントン州シアトルの顧客サービスセンターを閉鎖するとともに、シアトルの物流センターを季節に応じて運用することを決めた。これに伴い、従業員1,300人を削減する方針。一連のリストラ経費として、1億5,000万ドルを今年上半期に計上する計画だ。

■URL
・ニュースリリース
http://www.iredge.com/IREdge/IREdge.asp?c=002239&f=2005&fn=Q4_00__299.htm
・米アマゾン・ドット・コム
http://www.amazon.com
・最終赤字2.4億ドルに拡大~米アマゾンの第3四半期
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/25/doc805.htm

(酒神宏一)
2001/01/31 14:05