日立ネットビジネス(HnB)、日立製作所(6501)、アバヴネットジャパンは29日、ストレージサービス事業で提携したと発表した。日立のストレージシステム「SANRISE2800」をアバヴネットのiDC(インターネット・データ・センター)内に設置し、ネット接続事業者やASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)向けに、大容量のディスクスペースやデータバックアップを安価で提供する予定。自前ではまかなえない大容量のコンテンツを管理するサービスをHnBが2月1日から開始する。将来はSSAPと呼ばれるアクセスポイントと企業に光ファイバーをつなげる新サービスも計画している。
日立グループは、「Cubium」という統一ブランド名で、ストレージサービスやASPなどのネット関連事業を積極的に展開してきた。今回のストレージサービスも「Cubium」のネットインフラサービスの一環として、HnBがディスクアレイサブシステムとバックアップシステムを運用、監視するというもの。HnBが、iDC内でユーザーごとにディスク容量を提供するSAN対応ストレージサービスと、ストレージと接続される顧客サーバーシステムとの接続に関するコンサルティングなども行う。
音声や画像など、コンテンツの大容量化に伴い、情報を蓄積、管理するストレージサービスが重要視されている。HnBは、自前でストレージシステムを導入することが困難なネット事業者向けに、サービスの拡充を図っていく。
■URL
・日立ネットビジネス
http://www.hi-nb.com/
・日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
・アバヴネットジャパン
http://www.jp.above.net/
・日立、ストレージ事業で国内トップ目指す~まずGCJと提携
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/07/doc958.htm
(塩谷麻樹)
2001/01/29
17:21
|