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富士通とマイクロソフトの両プラットフォーム、SOAPで接続成功

  富士通(6702)は29日、マイクロソフトとの間でインターネットの次世代言語XMLベースで「SOAP」を使ったアプリケーションサーバーソフトウェアの接続に成功した、と発表した。富士通のINTERSTAGE、マイクロソフトの.NETの両プラットフォーム間での接続によるもので、富士通では世界で初めてと説明している。富士通はこの成果を盛り込んだ製品を2001年第3四半期に市場投入する。

  これまでのインターネットの標準記述言語であるHTMLとSGMLの両機能を備え、次世代のインターネット言語といわれるのがXML。またSOAP(シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル)は、分散ネットワーク環境でXMLベースの情報を交換するための通信プロトコルのこと。この2つを盛り込んだ環境で富士通とマイクロソフトのプラットフォームが接続できたことは、E-マーケットプレイスで様々な異なるアプリケーションを、ユーザーは意識することなく企業間のシステム構築などを進めることが可能になる。

  また、同時にUDDI(ユニバーサル・ディスクリプション、ディカバリー&インテグレーション)と呼ばれるXMLベースの企業情報を得るためのディレクトリを使っての両プラットフォーム接続にも成功した。

  富士通はこの成果をベースにした製品を開発中で、ソフト、ハードいずれでも機種やアプリケーションの違いに関係なく、企業間でシステムを接続、統合できるようになった、としている。

■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/jp/news/2001/01/29.html

(市川徹)
2001/01/29 17:02