DLJdirect SFG証券は、2月5日から電話による株式取引の自動音声応答サービス「DLJマーケットコール」を開始する。音声ガイダンスに従い操作、注文する。売買手数料はインターネット取引の手数料体系と同額ので、約定代金1,000万円まで成行1,900円、指値2,500円。固定電話、携帯、PHS、公衆電話から24時間利用が可能でフリーダイアルでのサービスとなる。

　 この「マーケットコール」の導入に伴い、オペレーターによる電話取引の株式取引の料金を3月5日から値上げする。約定金額1,000万円まで、成行が2,900円から3,900円に、指値が3,500円から4,500円にそれぞれ改定する。

　 また、同証券では米国株の取引も活発だが、1月29日からNY証券取引所上場全銘柄の株価表示がこれまでの分数から小数点表示へ移行するが、Webからの注文は小数点ベースで、DLJdirect 専用ソフト「マーケットスピード」からの注文は1/4刻みの分数で入力することになる。

　 一方、同証券は1月25日、29日にシステム的な不具合があった。25日にはシティバンクのカバードワラントの注文が「執行待ち」の状態のまま顧客がWeb上で約定結果を参照できない障害が発生。この原因はシティーバンク側のハードウェア障害によるもので、同証券ではシティ側の今後の障害防止対策などが納得いくものになるまで、シティバンクのカバードワラントの新規追加銘柄の取り扱いは行わないこととした。

　 29日の障害は、一部顧客において「マーケットスピード」の情報検索応答しないという不具合が発生。原因は前週末に入れ替えを行ったモジュールにエラーが発生したためとみられ、モジュールを旧バージョンに戻しサーバーの再起動を行った結果、障害が解消されたとしている。