三菱電機（6503）は、4月1日付でインフォメーションシステム事業関連の大規模な再編を盛り込んだ機構改革を実施する。現在、同社本体に含んでいる情報システム事業本部などを分社化するとともに、現在、子会社の三菱電機システムウェアなどを統合する。多様化するIT関連ニーズに素早くこたえるのが大きな狙いだ。

　 機構改革の内容は別表の通りで、大元となる「インフォメーションシステム事業推進本部」を設置し、IT関連事業部隊を集約する。新会社として情報システムソリューション事業会社とプラットフォームサービス事業会社を設立させ、現在の三菱電機情報システム製作所、メルコムサービスなどを統合する。

　 これによりIT関連の製造、販売、保守の体制を機能別に一元化し顧客の声をダイレクトにフィードバックできるほか、金融や流通などの業界別のシステムエンジニアを集中させてソリューション事業の立ち上げが迅速にできるようになる―などのメリットがあるとしている。