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青森に人工水晶工場完成~セイコーエプソン、先端デバイス向け

  セイコーエプソンは、青森県八戸市に建設していた人工水晶工場が完成したと発表した。今月末から量産体制に入る。情報通信機器の高度化に伴って水晶デバイスのニーズも高まっており、安定供給を目指して工場を建設。2001年末には増設をメインとする第2期工事の計画もある。

  水晶デバイスは、人工水晶を切断、研磨、化学エッチング、電極形成などを施して作る水晶基板をもとに作られる。以前は天然水晶を使うこともあったが、品質の安定性などから100%人工による水晶が使われているという。

  セイコーエプソンではグループ会社であるアトミックス内に製造工場を建設。携帯電話、ネットワーク機器、デジタル家電などの用途に出荷していく。

■URL
・ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/

(市川徹)
2001/01/25 09:43