インターネット専門保険販売会社である三井ファイニングネットが25日からWebサイトを開設し、営業を開始する。同社は、三井生命保険（出資比率80％）を中心に、さくら銀行（8314、同5％）、中央三井信託銀行（8408、5％）、富士通（6702、5％）、物産クレジット（4％）、三井物産（8031、1％）が共同で、昨年12月14日に設立していた。資本金は20億円。

　 当初、取り扱う商品は運用実績に基づいて年金額を定める仕組みの変額個人年金保険「M-VA」（契約時に定めた基本年金額は保証）で、順次三井生命の商品を中心に販売していく。その後、損害保険商品や第3分野の医療保険、投資信託商品の導入も図っていく。

　 販売は、保険の申し込みまでをWebサイトを通じて行い、契約を完了するには実際の書類の受け渡しを行わなければならない。

　 また、ソフトバンク・ファイナンスグループでファイナンシャル・プランニング（FP）サービスを提供しているイー・アドバイザーから、専用にカスタマイズされたFPシミュレーション・ソフトウェアの供給を受けた。これを利用し、ユーザーはライフプランを入力することで子供の教育費、住宅購入費、老後の生活費など人生における資金計画を収入・支出面について無料でシミュレーションすることができるという。具体的には、「M-VA」へ加入した場合その効果がグラフ表示する機能などが付加される。