パーキングシステム開発などのジェイ・シー・エム(JCM)は、外食産業向けのオンデマンドシステム「プラスe」を開発し、25日からすかいらーく(8180)のファミリーレストラン「ガスト」で試験運用を開始する。飲食店舗のテーブルにディスプレイを置き、DVDと同様のクォリティーをもつ映像を通信衛星を使って配信するもの。今年7月には本格的な運用をスタートさせ、2003年には海外展開も計画している。
テーブルトップステーションのネーミングがついた同システムは、JCMのほか日立ソフトウェアエンジニアリング(9694)、東京放送(9401)、ビーエス・アイ、日立京葉エンジニアリング、日立電子サービス、JSAT(9442)、NTTコミュニケーションズの各社が共同で開発した。世界17カ国に特許を出願している。
配信する映像は「遊ぶ」「占う」「見る・聞く」「買う」などのテーマから設置を希望する店舗のニーズに合わせて作られる。また、飲食店がシステムを設置する際、JCMによるフリーユース方式で全てのハードウェアの供給とレンタルは無償。有料コンテンツなどからの広告などでまかなう、という。
JCMは、2005年には全国5万5,000店舗での導入を目標にしネットワーク化も計画。端末数にしておよそ11万をめざす。
■URL
・ジェイシーエム
http://www.jcminc.co.jp/Top.html
(市川徹)
2001/01/24
10:58
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