日興ビーンズ証券は、登録銘柄株価にさまざまな機能を追加した「株価ボード」を昨年末から提供しているが、1月19日から追加された「保有銘柄の自動登録機能」を23日の早朝から一時停止した。

　 この機能は、顧客が売買した銘柄を自動的に「株価ボード」へ登録するもの。開始から営業日ベースで2日経過したわけだが、回転売買を行う投資家や新機能を試す投資家が予想以上に多かったようで、売買注文を顧客が出したあとの約定結果などレスポンスの低下がみられる時間帯が度々あったという。22日の午後には、レスポンスの低下もみられなくなったようだが、新機能を追加したために肝心の売買執行のレスポンス低下を招いてしまう恐れもあり、万全を期して一時停止措置をとったという。

　 同証券では、自動登録に係るシステムとのデータのやりとりを軽量化するほか、回線や容量との兼合いも再チェックした上で、早急に再開できる見通しとしている。